設立趣意書
私たち二人は、「教育文化事業への貢献を通じて人づくりを目指す」という経営理念を掲げ、株式会社明光ネットワークジャパンを設立し、日本初の個別指導塾「明光義塾」を中心に教育事業を行ってまいりました。
「明光義塾」は、個別指導塾による自立学習を通じて、自立心や自主性を育み、子どもたちが、将来様々な問題にぶつかった時、どのような手段で問題を解決し、目標を達成していけばよいのか、考える力と実行する力を勉強を通じて身につけて欲しいという願いから「明光式自立学習」を推進してきました。
2014年5月末現在、「明光義塾」は全国47都道府県に開設され教室数は2,127教室となり、個別指導塾のトップブランド企業として成長を続けております。
このたび、会社創立30周年を迎えましたのを機会に、財団法人設立を決意し、株式会社明光ネットワークジャパンの株式を寄付し更なる「自立学習」法の開発ならびに、子どもの教育費の支援等を行い、社会に貢献したいと願っております。
経済的理由で学習機会に恵まれない児童、生徒及び学生等に対して、教育費の支援を行います。
高校や大学等への進学等、学習意欲の高い子どもたちの夢をかなえるためには、どうしても家庭・保護者への金銭的負担は大きくなります。
子どもたちが家庭の事情および金銭的背景により、学習の道を諦めてしまうことは、子どもたちの将来において、また、わが国の社会にとって大きな損失です。
教育事業を行っている者として、教育機会の均等化に少しでも寄与できればとの願いから、教育費支援を行うことといたしました。
会社を創立してから、保護者の皆さまをはじめ、多くの方々に支えられ30周年を迎えられたことに心から感謝いたしますとともに、今日まで支えていただいた社会に対して、私財を活用し貢献していきたいとの思いから、設立を意図した次第であります。
本財団の活動が、子どもたちの明るい未来に少しでも貢献できれば、私たち設立者の願いは果報とするところであります。
設立者 渡邉弘毅
設立者 奥井世志子